マカルー・バルン国立公園


この国立公園及び保護区の位置は、サンクワスバ郡からソルクンブ郡にわたり、東はアルン川、西はサガルマータ(エヴェレスト)国立公園、北はネパールとチベットとの国境、南はサウンダンダに接しています。面積は、2,330平方kmです。
ここは、ネパールにおいて『厳重厳正保護区域』として認定された唯一の自然保護区域であり、他の地域では人間による移住開拓などにより失われつつある希少動植物が、この地域では豊富に残っています。低地から高度を上げて行くにつれて植生帯も変わり、熱帯地域(海1,000m未満)ではサラノキ(沙羅双樹、sal)の樹林帯、亜熱帯地域(海抜1,000m~2,000m)ではツバキ類ブナ類の森林帯(schima-castanopsis forest)、亜高山帯(海抜3,000m~4,000m)ではモミ(fir)、樺(birch)、シャクナゲ(rhododendron)類中木林帯、高山岳地帯(海抜4,000m~5,000m)ではハーブ(herb)、草木(grass)、シャクナゲ(rhododendron)、ビャクシン(juniper)類低木林帯となっています。さらにラン(orchid)47種、竹(bamboo)67種、オーク(oak)ではアルコウロ(arkhoulo)という木も含め15種、飼料木86種、サクラソウ(primrose)48種があります。鳥類は、400種以上が見つかっており、この中にはネパールでは以前には見られなかったシロボシサザイチメドリ(spotted wrenbabbler)やオリーブコビトサザイ(ウグイス科の鳥、olive ground warbler)などの2種類も含まれています。野生動物は、絶滅の危機に瀕しているレッサーパンダ(red panda)、ジャコウジカ(musk deer)、ヒマラヤツキノワグマ(Himalayan black bear)、ウンピョウ(雲豹、clouded leopard)、ユキヒョウ(snow leopard)なども生息しており、この他に比較的多く見られる種として、ゴーラル(シカの一種、ghoral)、ヒマラヤヤギ(Himalayan thar)、イノシシ(wild boar)、吠えジカ(barking deer)、ヒマラヤンマーモット(Himalayan marmot)、イタチ(weasel)、ヒマラヤヤセザル(langur monkey)、カモシカ(serow)などがいます。また、アルン水系には、84種の魚がいます。

入域料金
ネパール人:無料
SAARC諸国人:100ルピー
その他の外国人:1,000ルピー

アクセス
マカルー・バルン国立公園へは、カトマンズから毎日フライトのあるルクラ、パプル、ラミダンダ、ボジュプル、トゥムリンタールから入ることが出来ますので、いずれかのフライトを選んでこれらの空港へ飛び、その後トレッキングを開始することになります。

特記事項
10歳以下の子どもは、入域料金は必要ありません。

入域料金は、国立公園及び野生動物保護管理オフィス(Phone:4220850)の統括となり、山岳地域の国立公園入域の場合は、ブリクティマンダップのNTBに隣接しているACAPカウンター(Phone:4222406)にて支払う事が出来ます。他の国立公園に関しては、国立公園ゲートにて支払います。