スワヤンブナート

スワヤンブー」とは『自ら生じた者(自然生/じねんしょう)、創造者』を意味します(日本では創造者=大日如来とされ、釈迦仏陀は大日如来の生まれ変わりとされています)。スワヤンブナートは2500年以上前に建立されたと考えられており、西暦460年ごろの銘文には、マヘンドラ王によって建立されたとあります。13世紀までには仏教における重要な中心寺院へと発展しました。
伝説によるとスワヤンブー(如来)は、カトマンズ盆地がかつて湖であった頃に、湖の中央に咲いていた蓮の花から誕生したと言われています。ネパールで最も大きい釈迦牟尼仏陀の像が、スワヤンブーの西側、リングロード沿いに最近築き上げられました。丘の頂上の裏側には、文殊菩薩(または学問の神サラスワティー/弁才天)を祀った寺院があります。仏教やヒンズー経の神々にまつわる仏舎利塔や石像やさまざまな聖堂が、ストゥーパ敷地内を満たしています。丘の基礎部分の殆どが、近年設置された多数のマニ車でぐるりと囲まれています。いつもたくさんの巡礼者がストゥーパの周りで、マニ車を回しながら巡回し、祈りをささげています。
ストゥーパは丘の頂上に鎮座しており、その聖地につづく400段もの非常に急な石階段を上るのはかなり体力が必要です。ただし丘の裏手には頂上付近に通じる車道も整備されていますので、こちらを行くことも出来ます。朝から晩まで、仏教徒もヒンズー教徒も含めて多数の人がスワヤンブナートを訪れます。おそらくスワヤンブーこそがネパールの宗教的な融和を目の当たりにできる最高の場所ではないかと思われます。
重要な遺跡:

ストゥーパの東側に安置されている金張りの巨大なバジュラ(金剛杵/チベット密教に由来する法具。煩悩を打ち砕き、仏の智慧を現わす、といわれる)

スワヤンブーの丘の西側にある巨大仏像

仏陀涅槃像

ハリティ寺院。すべての子供たちを守護するヒンドゥー女神ガンガ(鬼子母神)像あり。

※ハリティは仏陀によってすべての子供たちの世話をする女神に転身させられる前は、人食い鬼であったと言われています。デワダルマ僧院 銅の仏陀像との伝統的なチベット画が見事