ボウダナート

気品の高い姿をしたボウダナートは、実に神聖な「気」のようなものに満ちあふれています。高さ36mの仏塔は、南アジアで最も大きな仏塔のうちの1つです。この仏塔を囲むように無数の修道院が配されており、ネパール国内のチベット仏教の中心地となっています。チベットのギャンツェを模して設計されたマンダラ形の仏塔は、8世紀にリッチャヴィ王家によって修復されました。興味深いのはその立地で、かつてここはチベットへの通商路の一部であり、何世紀もの間、チベット商人が立ち寄り、祈りを捧げてきたということです。60年代以降、多数のチベット難民が仏塔の回りに住まうようになり、今日でもこのあたりにはチベットの存在感が強くあります。仏塔の頂点には小尖塔が立てられ、その下段の塔箱の四面には仏陀の智慧を象徴する目が描かれています。天蓋には13のステージがあり、最下層のれんが塀には147の長方形のくぼみが作られ、中に銅製のマニ車が設置されています。マニ車の裏には108体の仏像が彫り込まれています。