アクティビティ
ヒンク(Hinkhu)とホング(Hongu)渓谷

ロルワリン谷のある人里離れたソルクンブ西部に冒険する人はほとんどいません。高く厳しいテシラプツァ(Trashi Labsta、峠の名)はロルワリン谷の上部の尾根とソルクンブ渓谷を繋げる地点です。ここで注意したいのは、ロルワリンとソルクンブを繋ぐトレイルは東から西、つまりソルクンブからロルワリンに向けて進行するべきだということです。進行方向が逆だと、高度(標高)の悪影響や技術的な問題に苦しめられることになります。特にこのトレイルのテシラプツァ越えは、ネパールでもかなり難易度が高いため、自分で責任がとれ、肉体的にも精神的にも強く、経験豊富なパーティーだけが挑戦できるということを忘れないで下さい。事故を未然に防ぐためには、登山の基礎技術が必要不可欠です。また、ポーターを雇う際には経験豊富なものを選び、さらにこの地域出身であるかどうかも必ず確かめて下さい。より的確に高度順応するためには、ロルワリン谷を横断する前にエベレスト・ベースキャンプまたはゴーキョまで登っておくことをお薦めします。

テシラプツァへのルートはターメ(エベレスト・ベースキャンプの項参照)から始まり、所要日数は2日間です。その後ドラランバオ氷河までの下りの旅にさらに2日が必要です。氷河の先は大規模なチョラルパ氷河湖となっていて、それを過ぎると山々に囲まれたアッパー・ロルワリン谷に出、北側に巨大なガウリシャンカール峰を臨むことができます。ナーやベディンはシェルパの村々で、ナーは夏の間だけの居住地です。ベディンの下に広がる渓谷を降りると、初めは可憐なジュニパーマツ(juniper)が茂り、次にマツ(pine)の森、そして徐々に植生が見られるようになり、最後には緑豊かな森となります。道中は、高度が徐々に下がるにつれ、シェルパ族から、主に丘の中腹に住むタマン族やブラーマンを目にすることが増えてきます。テシラプツァのトレイルからは上記を経た後、チェチェット、スリドバンを通って、7日後にはカトマンズとジリをつなぐルート上のチャリコットでトレッキングは終了します。