ヨガ

メディテーション(瞑想)は人々のエネルギーレベルと熱情を回復させると信じられており、広く受入れられています。世界じゅうで支持者を獲得し、各国で講習が開かれています。瞑想コースは人をリラックスさせ、その人の中のスピリチュアルな一面を見つけ出す手助けとなるでしょう。ネパールでも瞑想コースを開いている専門施設は多数あり、中には宿泊施設や食事も提供する所もあります。  

ヨガは健康的な身体と精神、そして健全な思想を養います。各個人それぞれの人格のあらゆる面において、バランスと調和がとれた総合的な人格形成を助けます。誠実に幸福に、そして健康的に生きるための通り道であるヨガで鍛錬することで、人生における最上の目的である精神の覚醒を実現できるのです。

賢人パタンジャリによってまとめられた『ヨガ・スートラ』によると、ヨーガの八階梯(ブッダの説いた八階梯とは異なります)は人間倫理の奥深くを探求し、無限の至福の霊(いのち)である自己の本性を見つけ出すためのステップとされています。その八つのステップは、ヤマ(禁戒、自己の規制)、ニヤマ(勧戒、自己の観察)、アーサナ(座法)、プラーナヤーマ(呼吸法)、プラチャハーラ(一心集中、自己の滅失)、ダラナ(凝念、集中)、ディヤーナ(静慮、瞑想)、サマーディ(三昧、覚醒真理による自己獲得)から成っています。

大部分の人は、ヨガとは上記のアーサナ(座法)、すなわち体の柔軟性や心身の健康を養うことだと考えていますが、これは実はヨガの初歩段階に過ぎません。ヨガの主な目的は、精神的な道程における最高地点に到達することであり、ヨガを実践すれば願望の有無に関わらず、だれでも直接的且つ具体的恩恵を受けられるのです。

ヨガと瞑想は密接に関わっています。ブッダは倫理や道徳の基盤を重要視する一方、サマディ(三昧、覚醒真理による自己獲得)を養うための瞑想にも焦点を当て、人々に貢献しました。ヨガか瞑想のどちらかを極めるのも良いですし、双方を追及することもできます。

カトマンズの多くの医師やアーユルヴェーダ療法士が、ヨガを初期治療に用いています(アーユルヴェーダの項参照)。ヨガ教室は多数開かれていますが、そのほぼ全てがカトマンズに集中していて、大きな関心が持たれています。旅行者が集まるタメル周辺は特に、いたるところにヨガセンターが立ち並んでいます。レストランやホテルの掲示板にはヨガ教室の広告やパンフレットがあるので、注目してみましょう。